戦争体験談

まえがき

私は先の大戦*1の志願兵です。同期の戦友がたくさん戦死しました。
現在では戦争の話も遠い昔となりつつありますが、今日の国の繁栄と平和な社会の礎は戦争の尊い犠牲の上に築かれた事を決して忘れてならないと思います。
私の志願兵としての二年間は、長い人生からしてほんの短い期間なのに、多感な少年期の事でもあり、現在でも非常に長かったように感じられてなりません。その志願兵としての思い出を綴りました。
こんな昔話を現在の平和ボケした若い人達に話しても解らないと思いますが、同年輩の後輩の読者の皆様方にはお判り戴けるのではと思い、拙文で恥ずかしいのですが書くことにしました。
ご笑覧下さい。

 

 

*1 大東亜戦争